なぜ海外の若者に人気?


イラストが理由の一つ!?

永井博や鈴木英人によるはイラストもシティポップの視覚的な面から、魅力に貢献しています[1]。

大瀧詠一のアルバム、‘A LONG VACATION’(通称:ロンバケ)のジャケット写真は永井博が描いたものになります。
2021年3月にはロングバケーションが発売40周年を記念して、永井博のイラストがミュージックビデオになりました。


情報社会につかれている!?

シティポップと現代の楽曲の違いの一つに音質の違いがあります。ハイレゾ音源の普及に伴い、クリアな音は情報量が多く脳に聴こえてすぎるストレスを与えています。2021年から2022年に作られた楽曲はローファイ、低音質に加工した作品もあり、音の加工や高温多湿な環境で録音された日本のシティポップは同時期の欧米の楽曲に比べてローファイだったという考えもあります[2][3]。


まじめな日本人の性格が外国人の琴線に触れる!?

シティポップの特徴の一つに様々な音を重ね音にエフェクトをかけるなどしていることがあげられます。アメリカは一つの音の厚みを一回の演奏で出すことを重点に置いていますが、日本は一つの音の厚みを別の音を重ねて出します[2]。

シティポップが多く作られた当時、音の聴こえ方にこだわる音楽制作者が多かったことやレコーディングにお金がかけられた要因があります。

例えば、山下達郎”クリスマス・イブ”は間奏を一人で50回ほど収録しています[4]。

シティポップはマイナーセブン、16ビート、ベースのチョッパーなどを多用しており、腕の良いスタジオミュージシャンが必要になりました。サックス奏者の土岐英史、日本のTOTOと呼ばれたパラシュートのベーシスト、松原正樹があげられます。

さらに、演奏者のレベルが上がったことによって間奏の演奏力も高まるようになりました。例えばサックスが歌謡曲では前奏に少し入りますが、シティポップでは間奏にあります。

この時期から海外でのレコーディングの数も増え、欧米にあこがれてよいものを作ろうとした結果、おしゃれで洗練された、丁寧な演奏とまじめな歌唱は外国人の琴線にふれているのかもしれません。


[1]金澤寿和,“ブーム襲来中!なぜシティ・ポップは日本を飛び出し、世界の潮流に な っ た の か ? “,2022,https://shueisha.online/culture/8765 (2023 年 7 月 17 日閲覧)
[2]Kinuzure,“シティ・ポップは今なぜ海外で人気?世界から注目される 4 つの理由──ポップスマニアが解説“,2022,https://aormusic.jp/reason-for-citypop-buzz/ (2023 年 6 月 14 日閲覧)
[3]TABI LABO 編集部,“いまさら聞けない。なぜこんなにもレトロブーム?”,2022,https://tabi-labo.com/303447/retro-trend-2022(2023 年 6 月 14 日閲覧)
[4]テレビ朝日,“関ジャム 完全燃SHOW”,2023年6月26日放送

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