再流行前夜
2010年代初頭から海外DJのイリーガルなミックスに日本の楽曲が入ることがありました[1]。
そこから発展して、Vaporwaveでもシティポップやアイドルポップがサンプリングされるようになります。
Vaporwaveは2010年頃から始まった実験音楽家たちのプロジェクトです。1980年代から90年代の楽曲をサンプリングし、チョップド&スクリュードという手法を用いてプッチダウンさせるほか、特定のフレーズをループさせるのが主な特徴です。
2020年代以降
海外アーティストがシティポップを取り上げることは2020年代になっても続きます。
例えば、韓国のDJ「Night Tempo」によるシティポップのリディエット企画など、シティポップを若くて影響力のある人がカバーしたり、取り上げることによってシティポップが発信されています。Night tempoは日本の曲を中心にリディエットを行なっています。原曲よりダンスに乗りやすいアレンジになっています[2][3]。
シティポップに影響を受けている海外アーティスト
日本のシティポップは海外アーティストにも影響を与えています。シティポップに影響を受けたと証言する海外のバンドやミュージシャンはインドネシア、台湾、タイなどのアジアのみならず、イギリスを中心としたヨーロッパ、北米や南米にも及びます[2][3]。イギリスのMac DeMarko、ブラジルのEduardo EdMotta、タイのPolycatがあげられます[4][5][6]。Polycatは日本デビューの際に、日本語の楽曲を発表しています。
[1]TABI LABO 編集部,“いまさら聞けない。なぜこんなにもレトロブーム?”,2022,https://tabi-labo.com/303447/retro-trend-2022(2023 年 6 月 14 日閲覧)[28]小川真吾,“#Vaporwave──ネット世代が生んだアングラカルチャー”,2018,https://tabi-labo.com/288916/vw-vaporwave(2023年7月17日閲覧)
[2]金澤寿和,“ブーム襲来中!なぜシティ・ポップは日本を飛び出し、世界の潮流に な っ た の か ? “,2022,https://shueisha.online/culture/8765 (2023 年 7 月 17 日閲覧)
[3]高橋幸治,“シティ・ポップはなぜ発掘されてしまったのか?ーレトロトビアとしの未来”,国際ファッション専門職大学紀要,2,pp.37-60,2021
[4]清水祐也,“マック・デマルコ、坂本慎太郎・坂本龍一・細野晴臣からの影響&最新作『This Old Dog』アートワークの秘密”,2021,https://qetic.jp/interview/macdemarco-pickup/249999/( 2023 年 12 月 7 日閲覧)
[5]高橋芳朗,“発見!シティポップな海外バンド──エヂ・モッタ from.ブラジル”,2019,https://www.arban-mag.com/article/32320(2023 年 12 月 7 日閲覧)
[6]宮内健,“ポリキャット──日本のAORに影響を受けた、タイの人気シンセ・ポップ・バンド”,2017,https://www.tapthepop.net/next/69375(2023 年 12 月 7 日閲覧)